■■ O−DOG公式オフ 犬と山歩き WORK SHOP(初級編) (2004/04/24) ■■



当日は快晴

O−DOG公式オフ会、「犬と山歩き WORK SHOP(初級編)」のご報告です。


■日時:4月24日(土曜日) / ディスカッション&躾実践セミナー 10:00〜16:00
         セミナー講師:渋井加寿江氏(D.I.N.G.O.公認インストラクター)

■場所:キャンプ&クラフト プエブロ (山梨県河口湖畔)

■お天気:晴れ

会場となったプエブロ(サニタリー棟)
■参加者:フレンズ(7組・13名・9頭)、スタッフ(3組・6名・3頭)あわせて19名・12頭でした。

参加してくれた犬たち

ランちゃん(ミニチュアダックスフント)
マリリンちゃん、サラちゃん(ビーグル)
カレンちゃん、ショコラちゃ(ミニチュアダックスフント)
Maxくん(ラブラドール・レトリーバー)
はなちゃん(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
ラビちゃん(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
ピエールくん(フレンチブルドッグ)

なな、トト(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
ムック(Mixブリード)

参加者には、当日のプログラム、セミナー資料などのハンズアウトをお渡ししました。
なお、フレンズ会員でもあるサンズさんから5周年記念特製ステッカーとお試しフードの差し入れを頂きました。

ディスカッションの模様
■ディスカッション

午前中は、プエブロさんのサニタリー棟2階ホールをお借りしてのディスカッションです。
進行役は、犬連れ・犬なしでの山歩きの経験が豊富なスタッフの浜っ子さん。

いよいよ、みんなでワイワイがやがやと話し合う、ワイがやセッションの始まりです。
先ずは、自己紹介を兼ねて、犬連れ山歩きについて「日頃の疑問」や「困っている事」を順番に発表してもらいました。


ホワイトボードを持ち込みました




みなさんの意見を大きなグループに分けてみました。

最も多かったのは、
「コース選び、ヤマ選びについて知りたい」
「山道でのすれ違い時などでの、犬のコントロールをもっと向上させたい」
の2点 でした。

そこで、これら二つのテーマに絞ってディスカッションをする事となりました。


●コース選び、ヤマ選び

情報を調べる、登山団体・自然保護団体の反応、犬の苦手な方との接し方、挨拶の励行
コース取りの仕方、補助犬問題、犬の体力、危ない場所、自粛すべき場所


●山道でのすれ違い、犬のコントロール

先ずは日常的な環境でのコントロールを徹底する、危機回避と捕食行動について
日常とは異なる環境に徐々に慣らす、犬の社会化、 問題行動の理由を見極める

など、活発な意見交換が行われました。
特に犬のコントロールにおける問題点の原因と、その解消&改善のための理論や方法については、 インストラクター・渋井さんの専門家としてのご意見が大変参考になりました。


参加者のみなさんとの熱心なディスカッションにより午前中の2時間は、あっという間に過ぎてしまいました。



「犬の広場」での躾教室

■躾実践セミナー

午後からは、プエブロさんの「犬の広場」を使って、インストラクター・渋井加寿江氏による躾実践セミナーです。

参加者であるO-DOGフレンズのみなさんの愛犬は、家庭犬としての躾を、きちんとうけています。
(O-DOGフレンズの入会基準をご覧下さい)
しかし、「より安全で快適な犬連れ山歩き」のために、それぞれに「もう少し改善したい」という点を持っています。

犬のトレーニングを考える上では、「犬というイキモノは、どうやって学習するのか」についてを、トレーニングを行う飼い主さんがきちんと知っていることが、とても大切です。
そこで、まずは渋井先生に、動物行動学を基本とした「犬の学習のしくみ」と、そのしくみを利用した科学的でリスクの少ない「モチベーショナル・トレーニング」についてをお話いただきました。

お話は非常にわかりやすく、みなさん熱心に聞き入っておられました。


横一列に並んでアイコンタクトの実践

さて、いよいよ躾セミナーの第二部。
渋井先生から教えていただいた「モチベーショナル・トレーニング」を、実際の犬のしつけに応用する「実践」篇です。

渋井先生の最初の課題は「アイコンタクト」。

ふだんはきちんとできる子がほとんどというこの課題も、他の犬が大勢いるこのようなグループレッスンの場面では、なかなか確実にはできないものです。

そこで、

@ その犬が 大好きな「おやつ」か「おもちゃ」を「動機付けの道具」として積極的に利用し、犬の動きを引き出す
A 引き出した行動を強化する

ことで、この「アイコンタクト」を、どのような環境でも確実にしっかりと行えるようになるための具体的な方法を勉強してゆきます。

アイコンタクトは、犬の適切なコントロールにおいて、最も基本的な要素です。
このアイコンタクトにより、犬達が望ましくない行動を取った際にも対処できるケースが多いと言われています。


段々と難易度が上がります

続いて、オスワリ、フセにも、この方法を応用してみます。
フセは「服従の姿勢」とも呼ばれ、日常とは異なる環境や、他の犬が近くにいる場所などでは、この姿勢を取りたがらない子も多いものです。

しかし、渋井先生の指導のとうりに「動機付け」「行動の強化」を行うことで、最後には、全員がきちんと課題をクリアすることができました。

この方法を日常から実践し、最終的には「いつ、いかなる時」でも、飼い主の指示に応じて素早く確実にオスワリ、フセができれば、犬連れ山歩きの際の安全性は格段に向上します。






さらに、オスワリの応用編。
オスワリをさせたまま、飼い主さんが少し離れてみます。
すると、つられて動いてしまう子が・・・。

そこで、「オスワリ」という指示が出たら、飼い主が「解除してよいという指示」を出すまでオスワリでいることを教える方法を勉強します。

「指示の解除」は、忘れがちな飼い主さんが多いのですが、確実に解除を行うことで、犬が混乱せず、きちんと指示にしたがうことができるようになります。


アイコンタクトの応用編は、難易度の高い「アイコンタクトをしながらの脚側歩行」です。

このころには、渋井先生の指導がなくても、それぞれの飼い主さんたちが自分で考えながら、犬の行動を引き出すことができるようになってきました。


パイロンも登場

渋井先生の出す課題の難易度は、さらに上がります。

「アイコンタクトしながらの脚側歩行」の距離が長くなり、ターンをしたり、途中でオスワリ、すれ違いなどが入ることも。

犬には、特定の環境や状況でできることが、ほんの少し条件が変わっただけでできなくなってしまう、ということがよくあります。
これは、「弁別」という、「条件の違いを感じわけ、対応を変える能力」がとても高くそなわっているためです。

そこで、このようにいろいろな要素を盛り込んだ練習をすることで、状況や環境が変わっても、常にきちんとした脚側歩行ができるようになる、ということを、飼い主も一緒に学習していきます。

目的は「これまで以上に、いついかなる時にも確実な脚側歩行ができる」ようになるための、トレーニングの組み立てを体験すること。
確実で安定性の高い脚側歩行は、「より安全で快適な山歩き」のため欠かせない大切なしつけのひとつです。


すごろくゲーム
そして最後は、「すごろくゲーム」でした。

参加者を二つのチームに分け、それぞれのチームの代表がジャンケンをしながら、勝った方が一コマずつ進んでいく「リレー」形式のゲームです。
ジャンケンをしている間、犬たちは飼い主さんの横に座って「マテ」をしなければなりません。
そしてもしも犬が動いてしまったら「一コマ戻る」というのがルール。

このゲーム、みなさん真剣そのもの。
犬たちも頑張りましたよ。


おつかれさまでした〜
こうして、楽しかった躾セミナーも、あっという間に終了の時間となりました。

最後に、頑張った犬たちへのご褒美のクッキーと、モチベーショナル・トレーニングのためのツールとして便利な「クリッカー」を渋井先生から手渡しで頂き、全員大感激でした。

今日、ここで学んだ事を一つずつ実際のフィールドいで活かしていけるよう、我々みんなで頑張りたいと思います。

渋井先生、そして参加頂いたフレンズ会員のみなさん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました♪

また、お会いしましょう。(^^)


渋井先生の愛犬ディアちゃん

■■■ 飼い主さんと一緒に頑張ってくれた、犬たち ■■■


■■■ オマケ ■■■

オフ会終了後は、オプションでお泊りでした。

スタッフも宿泊し、5組10名のフレンズ会員さんと共に、焚き火宴会を楽しみました。
(この日は、寒の戻りとなり大変寒かったです。)

さらに翌日25日(日)には河口湖畔から足和田山へのハイキングも実施しました。
こちらの参加は、スタッフ含めて4組8名。

富士山は勿論の事、西湖から南アルプスまでの景色を堪能しました。