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2007年04月26日

vol.11「おやつがなければ集中しない」

今回は「『おやつが無ければ集中しない』を考える」と題して、
フードを使うトレーニングの落とし穴について考えてみたいと思います。

皆さん、こんにちは。

ドッグインストラクターの渋井加寿江です。

新しい1年が始まりました!
愛犬との新しい1年をどう過ごそうか、色々とやりたい事は沢山ありますが、
私は今年こそ、愛犬と一緒に飛行機旅行がしたいな~と思っています。
皆さんはいかがでしょうか?
今年もご愛犬と共に、楽しく元気にそして素敵な1年をお過ごし下さいね。

さて、今回は「『おやつが無ければ集中しない』を考える」と題して、
フードを使うトレーニングの落とし穴について考えてみたいと思います。


◎おやつさえあれば…。

モチベーショナルトレーニングと呼ばれるトレーニング法は、犬が欲しいと思う物事を
報酬として使い行動を強化する方法ですが、
時に落とし穴にはまってしまう事があります。
特に報酬として食べ物を使う場合に多く起こる問題です。

そもそも報酬という捉え方で言えば、おやつだけが報酬とは限りません。
その犬にとって、今手に入れたいもの、つまり、遊びであったり、
安心感であったり、安全であったりもします。
その時犬が欲しているものすべてが、報酬に値するのです。

私たちは報酬として、つい簡単に使える食べ物を使いがちです。
それが悪いわけではありませんが、食べ物を使うという事は
本能に直結した欲求を満たすという事にもなり、
多くの犬にとっては、かなり強い刺激となります。
逆に言えば、強い刺激を報酬として使う事で、犬のやる気を上げ
コントロールしやすくなるとも言えます。

おやつが無いと言う事を聞かない…と嘆いている方の多くは、
この強い刺激を正しく有効に使っていないのかもしれません。
簡単に使える報酬の1つが食べ物ですが、
だからこそ正しく有効に使う事を頭に入れて、トレーニングを行う事が大切になります。


◎おやつ=釣りえさ??OR報酬??

新しい行動を教える時に「ルアー(誘導)」と言う方法を使う事が多くあります。
例えば、おやつをルアーとして使う場合、手におやつを持って鼻先に当て、
顔をコントロールしながら行動を導き、行動の最後にそのおやつをあげるやり方です。

この場合、犬はルアーの刺激に誘導されおやつを手に入れているので、
行動のきっかけはルアーになりますね。
しかし、このルアーに頼ってばかりいると、犬は自分で考えて行動する必要がなくなり、
ルアーのあるときだけ行動をするようになってしまいます。
その方が犬たちにとって簡単ですから。

では、「報酬(ご褒美)」という考え方はどうでしょう?
ハンドラーの望んでいる行動が出た時にだけ報酬としておやつをあげる事で、
犬は自分自身で考え、報酬を得るために行動を起こすようになります。

皆さんの愛犬とのトレーニングではどうでしょうか?
きちんと報酬としておやつを有効に使っていますか?

次回は引き続き「おやつの使い方」についてお話したいと思います。


今年最初の配信でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました♪
皆様、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

投稿者 O-DOG_Staff : 2007年04月26日 23:53