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2006年06月17日

『「犬の同伴制限」についての実態調査』第2回報告

2003年7月から調査を開始した『「犬の同伴制限」についての実態調査』も、ほぼ2年9ヵ月が経過しました。
ここでいったん調査を終了し、2004年7月の第1回中間報告につづき、第2回の調査状況(2006年3月末現在)をとりまとめました。

『「犬の同伴制限」についての実態調査』第2回中間報告

投稿者 O-DOG_Staff : 15:45

2006年06月10日

5月27日「クリッカーセミナー」詳細レポート

「クリッカーセミナー」の詳細レポートができました。
O-DOGのセミナーの楽しい雰囲気をご覧ください。

http://www.geocities.jp/mr_keik/0506off0.html

投稿者 O-DOG_Staff : 05:16

2006年06月04日

vol.7 「罰を用いることのリスク」

今回は「罰を用いることのリスク」と題してお話していきたいと思います。

皆さんこんにちは!
ドッグトレーニングインストラクターの渋井加寿江です。

あっと言う間にGWも終ってしまいましたが、皆さんは愛犬と楽しい休日を
過ごせましたか?
暖かくなって山や川に出掛ける事も多くなってくるのではないでしょうか?
犬達にとっても楽しい季節ですが、今年も早々とノミ・ダニが出始めています。
すでに先日、私の愛犬はダニにやられてしまいました。
山や川などに行く前には、きちんと予防準備をして楽しく過ごしてくださいね!


■2つの罰を使い分ける

皆さんは「罰」と聞くとどんなイメージをもたれますか?
かわいそう・怖い…などのイメージをもたれる方もいらっしゃると思いますし、
悪い行動が早く直せる・簡単…と思われる方もいるかもしれませんね。

一言で「罰」と言っても、行動の原理的には2種類の罰が存在します。

○ある行動の後に好きなものが消える→「マイナスの罰」(報酬を取り去る)
例:飛びつく犬を無視してその場から立ち去る

○ある行動の後に嫌なことが起きる→「プラスの罰」(嫌悪刺激を与える)
例:ゴミ箱を覗こうとすると大きな音が鳴る


どちらとも犬達にとって「罰」には変わりないのです。
そして、科学的に罰を用いるためにはこの2つの方法を状況や環境・犬の性質
などを考慮しながら、どのような罰が効果的かを考えて使わなければいい結果
は得られません。

ことに、「プラスの罰」(嫌悪刺激)を使う時には特に注意が必要です。

◎嫌悪刺激は…

○恐怖や怒りなどに基づく行動を強化させてしまうことがある
○恐怖や不安から、追い詰められたと思った犬が攻撃的な行動を出す場合
がある
○してはいけない事しか学習させられない
○犬が混乱してしまったときには、飼主との信頼関係に悪影響を及ぼす
場合がある

また、嫌悪刺激を継続的に受け続けると、不安や恐怖から何をしても無駄だと
思ってしまい、学習意欲が薄れ自分から行動を起こす事がなくなってしまう
「学習性無力感」と言う状態に陥ってしまうこともあるのです。

嫌悪刺激にはタイミングも重要です。犬は受けた刺激を色々な物・場所・状況
などと関連付けて学習していきます。タイミングを間違えるとこちらの思って
もいないような事と関連付けて間違った学習をしてしまうこともあります。
そのために、また新たな問題行動が出てきてしまうという事態になる場合もあ
ります。
そして嫌悪刺激が有効なのは、行動を起こしてから2秒以内、それ以上経って
しまった場合には、犬に理解させる事は難しくなってしまいます。


■「罰」と「フォロー」はセットで使う

「罰」として嫌悪刺激を簡単に使ってしまう前に、1度冷静に考えてみて下さ
い。
リスクを回避し、嫌悪刺激を使わない方法で対処する事は可能でしょうか?
その問題の対処にはリスクを背負ったとしても、嫌悪刺激を使わなければなら
ないような問題なのでしょうか?


◎「罰」を効果的に使う
「罰」を効果的に使うためには「罰」そのもののみに頼るのではなく、その後
のフォローとセットで学習させるようにしましょう。
どうすれば叱られないで済むのかをきちっと教えてあげなければ、犬はしては
いけない事とは分かっていてもそれに変わる良い行動を選ぶ事は出来ませんし、
フェアーではないですよね。

例えば、「飛びつく犬を無視してその場からいなくなる」のであれば、戻った
時に飛びつかなかったら、もしくはオスワリなどの良い行動をしたら即座に褒
めて犬に対して報酬を出すようにすれば、犬は「飛びつくよりも静かにしてい
る方が自分にとっていいことが起こる」と学習できるでしょう。


今回お話した2つの方法のどちらが正しいと言うわけではありません。
行動の原理を理解し、その時の状況や環境・資質などを見極めて方法を選択し、
正しいタイミングで何が良くて何が悪いのかをきちんと伝える事が大切なのです。


次回は「同伴犬のトレーニングはお顔の管理から」と題して、犬の管理の仕方
をお話したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

投稿者 O-DOG_Staff : 12:24