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2006年01月10日

vol.4「カリキュラムの組み立て」

トレーニングの「ゴール」まで、地図を描いてみよう!

皆さんこんにちは!
ドッグトレーニングインストラクターの渋井加寿江です。

愛犬がここ最近プックリとしてきました。元々痩せている子だったのですが、 5才という中年期に入った事もあってか肉付きが良くなってしまい、毎日ダイエットに必死です…。
太っていると足腰や心臓への負担なども多く、病気を招きやすくなります。
痩せ気味にしておく方が長生きすると言うデータもあるそうです! 食欲の秋とは言いますが、皆さんのご愛犬も健康のため太りすぎに注意して下さいね。

さて、今回のお題は、前回の続きで、「カリキュラムの組み立て」です。

lll 「ゴールまでの地図」を描く
さて、前回は「『行動の形』としてのトレーニングの課題の見つけ方」についてお話させていただきました。
トレーニングのゴールである、具体的な「行動の形」が決まったら、次は、 そのゴールに向かって、トレーニングをどう組み立てていくか考えます。
第2回「トレーニングのポイント」でもお話したように、いきなりゴールの形を教えても、犬にはなかなか伝わりません。
そこで、ゴールに向かって細かい段階に分け、1つ1つ、犬に理解しやすいように積み重ねていくことが大切になります。

カリキュラムの組み立ては、頭の中に、「教えたい行動」の「スタート」から「ゴールまで」の地図を描く事から始めます。
例えば、「落ち着いて欲しい」と思っている愛犬に、「人に挨拶する時に静かにしている」という「行動」を教えたいとき。
ゴールである「人に挨拶する時に静かにしている」の1歩手前で、犬はどんな状態でいればいいのでしょうか。
さらにその1歩手前では? ゴールの形へ持っていくためにはどういう行動があるかを、細かく具体的に見てゆきます。

描いた地図は、こんなふうになりました!

  ★★★ゴール★★★
  ●【人が前にいる間じゅう、ずっとお座りをしている】
     ↑
  (その1歩手前は?)
     ↑
 ●【人が前に来たら、お座りをする】
     ↑
  (その1歩手前は?)
     ↑
 ●【人が近づいて来る時に、リードを引かせない】
     ↑
  (その1歩手前は?)
     ↑
 ●【人が前に来ても、飛びつかない】

lll 失敗が増えたら後戻りを
トレーニングでは、このような、自分の描いた地図にそって、1つ1つをクリアしながら、段階を上げて練習してゆきます。
ゴールに向かって進む時に大切なのは、1つの段階を確実にクリアしてから次に進むこと。
思うようにいかず、トレーニング中に失敗が多くなった時は、次の段階へ早く引き上げすぎたのかもしれません。
犬は失敗を繰り返していると自信をなくし、やる気も失ってしまいます。
大切なのは、「成功させる」進ませ方です。
その時にはまた1つか2つ前の段階に戻って練習をし直して下さい。
そうする事で、失敗を防ぎまた成功を繰り返すと犬の自信も上がります。
こんな時にも、頭の中に行動の地図を細かく描いておく事で、失敗した時にはどのあたりまで戻ればいいのかもわかりやすくなります。

さあ、あなたとあなたの犬のための「行動の地図」は描けましたか?
犬にとっても、飼い主にとっても、わかりやすい地図を描くように心がけてみて下さいね。

次回はいよいよ、これらの「行動の形」を犬達に学習させるために欠かせない、「犬の行動原理」についてお話しようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

投稿者 O-DOG_Staff : 2006年01月10日 23:24