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2006年01月13日

相互リンクサイト募集中!

「O-DOGリンク」のページでは、「O-DOGの活動に賛同し応援して下さるWebサイト」として、相互リンクして下さるサイトを募集しています。

■相互リンクできるのは、どんなサイト?
相互リンクの資格は「O-DOGの活動を応援して下さるサイト」であること。
アウトドア関連サイト、犬関連サイトほか、特にジャンルは問いません。
みなさまの登録をお待ちしています。
ただし、公共の福祉を著しく損なう内容のサイトは、登録をご遠慮下さるようお願いします。
また、管理者の判断で、相互リンクには不適切なサイトは削除させていただく場合があります。
ご了承下さい。

■O-DOGの会員でなくてもリンクできるの?
O-DOGリンクには、O-DOG会員以外の方も相互リンク登録をしていただくことができます。

■相互リンクするにはどうすればいいの?
当サイトから貴サイトへリンクするためには、下記「O-DOG LINK 登録フォーム」で自動リンク登録をしていただけばOKです。
O-DOG会員の方の場合も、O-DOGリンクへのリンク登録は自動的には行われません。当サイトからのリンクを希望される場合は、下記登録フォームへの登録をして下さいね。

リンク登録後、1週間以内に、貴サイトTOPページ上にO-DOGの公式バナーを貼り、当サイトへリンクして下さるようお願いします。
なお、当サイトへのリンク完了のご連絡はいただかなくて大丈夫です。(^^)

  ★O-DOG LINK 登録フォームへ ★

投稿者 O-DOG_Staff : 14:48

O-DOG フレンズ入会申し込み

O-DOGフレンズ会員になってくださる方には、会員登録時に会員名簿に掲載するためのいくつかのアンケートと、心構えへのご協力をお願いしています。
お手数ですが、ご協力ください。
なお、アンケートは、現在犬を飼っていらっしゃる方とそうでない方で、若干内容が違います。
飼っている方、飼っていない方、それぞれのページにお進み下さい。

現在犬を飼っている方の入会申し込みフォーム
現在犬を飼っていない方の入会申し込みフォーム

投稿者 O-DOG_Staff : 14:33

フレンズ会員のルール

O-DOGフレンズ会員も、O-DOGの一員です。
O-DOGの決まりごとやルールについては、「O-DOGについて」に掲載されている「日本アウトドア犬協会会則」および「日本アウトドア犬協会細則」「ルールとマナー」各ページをご参照下さい。

投稿者 O-DOG_Staff : 14:33

フレンズ会員になるには

O-DOGフレンズ会員への入会を希望される方は「O-DOGフレンズ入会申込み」におすすみ下さい。
なお、O-DOGフレンズ会員の入会までは、以下のような手順になっています。

① 入会希望者は、O-DOGフレンズ入会申込みページで必要事項を記入し、送信。
② 送られてきた入会申込みフォームを、担当スタッフがチェック。
③ 入会OKの場合は、入会希望者あてに、ウエルカムメッセージとO-DOGフレンズ専用ページへの入室パスワードをメールで送信します。同時に、O-DOGフレンズ専用掲示板で、新入フレンズ会員としてご紹介します。

※新規の入会お申し込み希望者への上記の手続きは、1か月に2回程度の作業ペースで行っています。
そのため「入会申し込み」をいただいてからお返事を差し上げるまでにお時間がかかる場合もあります。のんびりお待ち下さいね。(^^)

④ ご記入いただいたお申し込み書に不備があった場合は確認のメールをお送りします。残念ながら入会をお断りさせていただく場合は、希望者あてにその旨をお知らせするメールが届きます。
⑤ 新規にご入会いただいた方のお名前や登録情報を、O-DOGフレンズ会員名簿に掲載します。
入会手続き終了後、会員名簿へお名前がアップされるまでにお時間がかかる場合がありますが、入会手続きが終了した時点で、「お知らせメール」の配信を開始し、フレンズ会員専用ゾーンのご利用や掲示板、オフ会への参加など、フレンズ会員としての活動をしていただくことができます。

投稿者 O-DOG_Staff : 14:22

フレンズ会員特典

O-DOG公式Webサイト内に設けた、フレンズ専用スペースをご利用いただくことができます。
フレンズ専用スペースには、会員向けお知らせコーナー、フレンズ会員相互の情報交換のための2つの掲示板や、親睦のためにご利用いただけるフレンズ会員名簿などをご用意しています。
また、事務局からのお知らせやメールマガジンなどを配信する「O-DOG お知らせメール」の配信サービスも行っています。
O-DOGフレンズを対象とした公式オフ会やミニオフなども年数回開催しています。

投稿者 O-DOG_Staff : 14:20

フレンズ会員の資格

もしあなたが、あなたの愛犬と一緒にアウトドアライフを楽しんでいる、もしくは楽しんでみたいと思っているのなら、あなたにはO-DOGフレンズの会員資格があります。

また、今現在犬と一緒にお暮らしでない方であっても、将来犬を迎える予定だというかた、また、犬を迎える予定はないが、O-DOGの理念に賛同し、応援して下さるお気持ちがあるといった方も、ご入会いただくことができます。
ただし、お申込みにさいしては、いくつかの質問にお答えいただき、また、いくつかのお約束をしていただくことをお願いしています。
なお、そのさいのお返事の内容によって、残念ながらO-DOGの活動にご協力いただくことは難しいと判断した場合は、入会をお断りさせていただく場合もありますので、どうぞご了承下さい。

なお、O-DOGフレンズは会費、入会金等、いっさい不要です。

投稿者 O-DOG_Staff : 14:18

O-DOGフレンズ会員 募集中です

O-DOGでは、O-DOGの理念と主旨に賛同し、活動をサポートしてくださる会員「O-DOGフレンズ」を募集しています。

一緒にフィールドに出かけ、楽しんでいるあなたとあなたの犬の姿を見て、「犬も一緒のアウトドアライフって、いいな」と思ってくれる方が一人でも増えてくれること。それが、O-DOGフレンズとしての最大のサポートです。

そのためにもっとも大切なのは、O-DOGフレンズの一人一人が犬連れアウトドアライフのルールとマナーを守ることを心がけ、誰にとっても安全に、そして快適な犬連れアウトドアライフを楽しむこと。
そして、犬連れアウトドア愛好家のお手本となって下さることです。
また、O-DOGの目的である「犬連れアウトドアのルール&マナーの普及と浸透」のために、Webサイトをお持ちのフレンズ会員には、サイトTOPページにO-DOGのバナーを貼って下さることをお願いしています。
当サイトからお持ちのサイトへのリンクを希望される場合は、「相互リンク登録」のページにご登録いただくことができます。

投稿者 O-DOG_Staff : 14:09

2006年01月11日

O-DOG事務局 メールアドレス

■事務局への一般的なご連絡、お問合わせ、取材申し込みなど
   
■フレンズ会員のメールアドレス変更、ログインに関するお問い合わせなど
   

投稿者 O-DOG_Staff : 10:04

事務局へのご連絡について

O-DOGは、会則第4条の定めるところにより、Web上に置かれています。
ご連絡はメールにてお願い致します。

資料、掲載誌のご郵送等が必要な場合には、郵送先住所をお知らせいたしますので、お問い合わせ下さい。

投稿者 O-DOG_Staff : 09:58

2006年01月10日

vol.4「カリキュラムの組み立て」

トレーニングの「ゴール」まで、地図を描いてみよう!

皆さんこんにちは!
ドッグトレーニングインストラクターの渋井加寿江です。

愛犬がここ最近プックリとしてきました。元々痩せている子だったのですが、 5才という中年期に入った事もあってか肉付きが良くなってしまい、毎日ダイエットに必死です…。
太っていると足腰や心臓への負担なども多く、病気を招きやすくなります。
痩せ気味にしておく方が長生きすると言うデータもあるそうです! 食欲の秋とは言いますが、皆さんのご愛犬も健康のため太りすぎに注意して下さいね。

さて、今回のお題は、前回の続きで、「カリキュラムの組み立て」です。

lll 「ゴールまでの地図」を描く
さて、前回は「『行動の形』としてのトレーニングの課題の見つけ方」についてお話させていただきました。
トレーニングのゴールである、具体的な「行動の形」が決まったら、次は、 そのゴールに向かって、トレーニングをどう組み立てていくか考えます。
第2回「トレーニングのポイント」でもお話したように、いきなりゴールの形を教えても、犬にはなかなか伝わりません。
そこで、ゴールに向かって細かい段階に分け、1つ1つ、犬に理解しやすいように積み重ねていくことが大切になります。

カリキュラムの組み立ては、頭の中に、「教えたい行動」の「スタート」から「ゴールまで」の地図を描く事から始めます。
例えば、「落ち着いて欲しい」と思っている愛犬に、「人に挨拶する時に静かにしている」という「行動」を教えたいとき。
ゴールである「人に挨拶する時に静かにしている」の1歩手前で、犬はどんな状態でいればいいのでしょうか。
さらにその1歩手前では? ゴールの形へ持っていくためにはどういう行動があるかを、細かく具体的に見てゆきます。

描いた地図は、こんなふうになりました!

  ★★★ゴール★★★
  ●【人が前にいる間じゅう、ずっとお座りをしている】
     ↑
  (その1歩手前は?)
     ↑
 ●【人が前に来たら、お座りをする】
     ↑
  (その1歩手前は?)
     ↑
 ●【人が近づいて来る時に、リードを引かせない】
     ↑
  (その1歩手前は?)
     ↑
 ●【人が前に来ても、飛びつかない】

lll 失敗が増えたら後戻りを
トレーニングでは、このような、自分の描いた地図にそって、1つ1つをクリアしながら、段階を上げて練習してゆきます。
ゴールに向かって進む時に大切なのは、1つの段階を確実にクリアしてから次に進むこと。
思うようにいかず、トレーニング中に失敗が多くなった時は、次の段階へ早く引き上げすぎたのかもしれません。
犬は失敗を繰り返していると自信をなくし、やる気も失ってしまいます。
大切なのは、「成功させる」進ませ方です。
その時にはまた1つか2つ前の段階に戻って練習をし直して下さい。
そうする事で、失敗を防ぎまた成功を繰り返すと犬の自信も上がります。
こんな時にも、頭の中に行動の地図を細かく描いておく事で、失敗した時にはどのあたりまで戻ればいいのかもわかりやすくなります。

さあ、あなたとあなたの犬のための「行動の地図」は描けましたか?
犬にとっても、飼い主にとっても、わかりやすい地図を描くように心がけてみて下さいね。

次回はいよいよ、これらの「行動の形」を犬達に学習させるために欠かせない、「犬の行動原理」についてお話しようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

投稿者 O-DOG_Staff : 23:24

岩井猛さん 「犬連れが積極的に社会進出するためのマナーとは?」

■いわいたけし■動物写真家。「愛犬の友」(誠文堂新光社)、「DOG FAMILY」(ネコ・パブリッシング)などの人気雑誌にレギュラーで撮影や原稿執筆をしているほか、テレビ東京の人気番組「ポチたま」にも出演。

著書は、ラブラドール・レトリーバー写真集「Love,Lob,Love」、ウエルシュ・コーギー・ペンブローク写真集「CORIGI BREAK」ほか。公式サイトは「岩井猛『動物写真館』」。
_________________________________________
「犬を取り巻く社会問題の根元は、基本的にマナーの問題に尽きると言っても過言ではない。しかし、マナーと一言に言っても、人それぞれの価値観や生活環境などの違いから、考え方も捉え方も実に様々だ。
その、なんともあやふやなマナーというものに対して、一定の雛形を提示、実践しようとする、今回のO-DOGの活動は実に意義深いと言える。
インターネットの普及で、以前では、考えられないくらいの頭数の犬たちが一カ所に、しかも頻繁に集合するケースなども激増し、一般社会との軋轢は大変深刻な問題になりつつある。同団体が、今後考えられる、これらの諸問題に対しても、愛犬家を代表する立場として、橋渡し的な役割りを担うことも充分に想像できる。今後の活躍に、多いに期待したい」

投稿者 O-DOG_Staff : 23:14

山下八穂子さん 「豊かな共生のために」

■やましたやほこ■’97年に飼い始めたラブラドール犬“ELLE”を通し、遅れている日本の犬事情を知る。モラル向上に役に立てることを願い、’99年にSHOP&CAFE ”SUN’S Dog Community”をオープン。

信頼できるショップとして、飼い主同士のコミュニケーションの場として、また人と犬との共生との共生をバックアップしてくれる存在として、広い支持をうけている。
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「愛犬を家族の一員と位置づけることが 自然に受け入れられるようになってきた昨今。一方で モラルの低さが一因となり 犬をとりまく環境が むしろ狭くなりつつある現実も見逃せません。
日本アウトドア犬協会の設立は 犬たちとの豊かな共生の為に 前向きな一歩を積み重ねていこうというものです。まさに今必要とされる活動です!
共に前進し 犬たちと生きる喜びを分かち合えることを 楽しみにしています」

投稿者 O-DOG_Staff : 23:09

稲垣圭介さん 「O-DOGの可能性に期待しています」

■いながきけいすけ■料理修行のために滞在したイタリアで、人と犬がおだやかに共生するヨーロッパならではのライフスタイルにふれ、感銘を受ける。帰国後開店したレストラン「La Ricetta」(座間市)は、素材と味とサービスの3拍子が揃った人気店。

これまでテラス席のみOKだったペット同伴を、「欧州並みの共生を実現するためのスキルアップの場としてほしい」と、店内へも条件付きで犬同伴可とすることに踏み切った。犬連れにとって理想のレストランとしても名高く、愛犬雑誌への登場回数も多い。愛犬はチョコラブの「COCO」とMIX犬「茶々」。お店の看板犬も勤めている。
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「O-DOG設立おめでとうございます!日本国内のペットの頭数は年々増え、ペットブームとまでいわれている状況、ちょっと大きな公園にいけば犬連れのほうが圧倒的に多いように思います。
しかしながらそれに対するマナーの向上という点ではちょっと疑問が残ります。
一般の人間との空間の共有という点で、他の人に対する思いやりが欠落されている方がはっきりいって増えているような気がします。
もうちょっと常識的に行動してもらえれば…犬に対する社会的認識も変わるのでは?と思っています。
さて、そのときに、何が常識なの?どうしたらいいの? という疑問にひとつのものさし?がここに登場です。
O-DOG、ワンちゃんとその飼い主の意識、またそれを取り巻く人たちの意識まで広く向上させるおおきな可能性を持っていると信じています。
もし「認定犬」などがでましたら喜んで店内同伴OKとして歓迎したいと思っています。実に楽しみです」

投稿者 O-DOG_Staff : 23:05

林良博さん 「時代の要請に応えて」

■はやしよしひろ■東京大学農学部畜産獣医学科卒業。農学博士。昭和63年度日本獣医学会賞受賞。東京大学総合研究博物館長。

国際捕鯨委員会(IWCA)、国際自然保護連合(IUCN)、世界自然保護基金(WWF)等の各委員を務める。「ヒトと動物の関係学会」会長。「獣医解剖学」「犬が訴える幸せな生活」「愛犬の心理学」「犬はなぜ足をあげてオシッコするのか」「検証アニマルセラピー~ペットで心とからだが癒せるか」ほか、動物、特にペットに関する著書多数。
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「一昔前であれば、イヌがアウトドアであることは当たり前のことであって、何も協会を作ってまで活動することはないように思われるかもしれないが、そうではない。イヌが勝手に野山を駆け回ることが当たり前だった時代と今とでは、事情が異なるのだ。自然環境保全に配慮しなければ、飼い主はイヌとアウトドアを心ゆくまで楽しむことが許されない。そんな時代になってしまったのである。
なんと不自由な時代になってしまったと嘆く方がおられるかもしれないが、イヌ人口が一千万匹に達した現在では、イヌとどこで遊んでもいいという訳にはいかなくなった。場所によっては、多数のイヌが駆け回ることによって、希少な動植物が荒らされてしまう怖れがある。
そこで協会を設立し、キャンプやハイキングなどイヌと一緒に楽しむアウトドア活動について情報を発信すると同時に、自然環境保全のためのガイドラインを作成して広報するという。とても結構なことではないか」(濃毎日新聞掲載「ヒト・動物 素敵な関係 29」より、著者の許可をいただいて引用しました)

投稿者 O-DOG_Staff : 22:17

活動リポート バックログ

03年~05年の活動リポートはこちら

投稿者 O-DOG_Staff : 22:07

vol.3 「課題の見つけ方」

トレーニングがうまくいかない!その理由は「課題」にあり??

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皆さんこんにちは!
ドッグトレーニングインストラクターの渋井加寿江です。
少しずつ過ごしやすくなって、秋の行楽が楽しい時期になってきました。
愛犬と共にアウトドアを満喫!!とお出かけも増えてくると思います。
思わぬ怪我や事故に気を付けて、大いに楽しんで下さいね♪

そて、今回と次回、2回に渡って「課題の見つけ方とカリキュラムの組み立て」 についてお話ししようと思います。
まずは「課題の見つけ方」から。

lll 「課題」はトレーニングのゴール
前回、トレーニングに大事なことの1つに「何を教えるか課題を決める」がある、 というお話をしました。
「課題」とは、トレーニングの「ゴール」。
ゴールに向かって地図を描くようにトレーニングを組み立てていくのがトレーニングですから、きちんとしたゴールのイメージを描けずにスタートしても、迷子になってしまいます。

では、「課題」とは、どうやって見つければいいのでしょう。
たとえば
「うちの犬、いつもそわそわしていて落ち着きがないんです。これじゃ、どこにも連れて行けないから、早く落ち着いてほしい!」
とトレーニングを始める方、多いですよね。(^^)

しかし、意気込んでトレーニングを始めてみたものの、イマイチ結果が見えてこない…。わたしたちインストラクターのもとには、そんな飼い主さんのご相談が多く寄せられます。
その原因は、実は「課題」にあったのです。

lll 「行動の形」として考える
愛犬に「落ち着いて欲しい」と思って始めるトレーニング。
しかし、トレーニングの課題としては、漠然と「落ち着く」と言う事ではなく、「行動の形」として、具体的に、細かく考えていくことが必要です。
そこで「課題探し」のために、まずは「落ち着いた」犬の「行動」とはどういうものかを、考えてみることから始めます。

例えば
「人に挨拶する時に静かにしている」
ということがあげられますね。
そのほかにも、
「飼い主の足元で静かに休める」
など、いろいろ具体的な「行動の形」があるでしょう。
トレーニングの課題には、それらの「行動の形」のひとつを選びます。
そして、ひとつの「行動の形」がクリアできたら、次の「行動の形」を選んで、 トレーニングしてゆくのです。

さあ、トレーニングの課題は、決まりましたか?!
次回は後半の「カリキュラムの組み立て」についてお話しします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

投稿者 O-DOG_Staff : 18:48

vol.2 「トレーニングのポイント」

トレーニングを始める時に大切なポイントって、なに?

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皆さんこんにちは!
ドッグトレーニングインストラクターの渋井加寿江です。
まだまだ暑い毎日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしですか?
私は先日、愛犬と一緒に北軽井沢に行ってきました。
自然とふれあいはしゃいでいる愛犬の姿がとても楽しそうで、見ている私も癒されました。
やっぱり自然はいいですね~~♪

さて、今回は実際にトレーニングをするときのポイントをお話しします。

lll ポイント1:課題を決める
新しい事を教える時には、課題(何を教えるか)を1つきちんと決め、頭の中にゴールのイメージを描いておくことが大切です。
実際に何か教えてみようと思っても、何となく~ダラダラ・・・とトレーニングをしていると、なかなか犬には伝わりません。

例えば「マテ」をおしえるなら。
飼主さんが10m離れても動かない、または、飼主さんの足元で30分間じっとして
いる、など、あらかじめ具体的な「ゴール」を決めておきます。

lll ポイント2:カリキュラムを細かく組み立てる
次に大事なのは、ゴールのイメージに近づくまでの行程を細かく分けて、カリキュラムを組み立てるということです。

「マテ」を教える場合に、いきなり犬から距離をとり、何分も待たせても、 うまくはいきません。
このようなやり方では、犬は何をしたらいいのか理解出来ないうえに、不安になって失敗を繰り返してしまいます。
そこで、まずは「距離を延ばす」と、「時間を延ばす」を分けて教え、それぞれの課題を別々に練習します。
そして、新しい行動を教える時には、なるべく失敗をさせずに少しずつ学習させていき、徐々にトレーニングレベルを上げていくことが効果的です。

lll ポイント3:トレーニングは短く!
そして1回のトレーニングセッションの時間を短くして(5~10分)、出来れば1日数回、なるべく毎日コツコツ行うことです。
継続は力なり!!まさにその通りです♪

例えば、ヒール(つけ)を教えるときに、長い直線をコマンドをかけながらダラダラと歩いても犬はすぐに飽きてしまいます。
もうちょっとやりたい!と思わせるぐらいで楽しく終わらせると、次回のトレーニングでも意欲的になってくれるはずです。
犬自身が自らすすんでトレーニングに参加してくれるように工夫しながら楽しくトレーニングをしていきましょう。


次回は「課題の見つけ方とカリキュラムの組み立て」についてお話ししようと思います。
犬達にとってはまだまだ辛い夏ですが、健康管理に気をつけて楽しく乗り切ってくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

投稿者 O-DOG_Staff : 18:43

vol.1 「トレーニングのススメ」

「トレーニング」と「しつけ」の違いは? トレーニングって、どうして必要なの?そんな疑問にお答えします。

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O-DOGフレンズ会員の皆様、はじめまして。
ドッグトレーニングインストラクターの渋井加寿江(しぶいかずえ)です。
今回から愛犬とのトレーニングについて連載させていただくことになりました。
アウトドアライフに役立つトレーニングのお話を盛り込んでいきたいと思っていますので、しばしお付き合い下さい。

さて、今回は「トレーニングのススメ」と題してお話ししていこうと思います。

lll 「しつけ」と「マナー」の違いは?
皆さんの中には「トレーニング」と聞いて、「しつけのこと?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
けれども「しつけ」と「トレーニング」は別々のもの、分けて考える必要があります。

「しつけ」=「マナー」のこと。
人間と共に生活する上でのルールやマナーを学ばせることと考えましょう。
例えば、人に飛びつかない、無駄吠えをしない、リードは引っ張らない等ですね。
私たちも小さな子供に「他の人に迷惑をかけちゃいけませんよ。」、などと教えていきますよね。

一方、「トレーニング」=「訓練」です。
人で言えば、幼稚園から学校に上がって、将来社会に出て仕事をするときに困らないようにいろいろな教科を学ぶようなものですね。
犬で言えば、特定の目的のために指示を与えて特定の行動をさせること。
例えば警察犬や盲導犬、作業犬と言われる犬たちはまさに訓練によって特定の作業をこなすことを教えられています。

lll 「トレーニング」が必要なわけ
それでは、愛犬と一緒に山に入るときに必要なのは、どちらでしょう?
一般の登山客に配慮して、マナーやルールを守る「しつけ」はもちろん必要ですが、それだけは十分とはいえません。
例えば、沢にかかる丸太の1本橋を渡れるようになって欲しいと思ったとき。
「渡れ」という合図で、犬が怖がらずしっかりと橋を渡れるようにしてゆくのは「トレーニング」です。
しかし、そんな特別な例だけが、トレーニングではありません。
見通しが悪く狭い登山道を上っている時、下山途中のパーティーと間近で遭遇した。
安全なすれ違いのために、すぐに犬を座らせたい。
そして、全員とすれ違うまで、じっとさせておきたい。
こんな時、飼い主さんの「合図」によって確実に犬をコントロールできるようにしていくのも、実は「トレーニング」なのです。

よりよいアウトドア犬養成のためには、トレーニングが必要。
そのことを、おわかりいただければと思います。

そこで、次回は、実際にトレーニングを始める時のポイントをお話しします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

投稿者 O-DOG_Staff : 18:37

渋井先生の「アウトドア犬養成TIPS」・・・ はじめに

例えば、オスワリを教える、お手を教える。そんなちょっとしたことでさえも、渋井先生の手にかかると、なぜか、とっても楽しい「愛犬との遊び」になってしまいます。
「犬のトレーニング」 のイメージをがらりと変えてくれるドッグトレーニングインストラクター・渋井先生が教えてくれる、「犬とのアウトドアライフをもっと楽しむためのトレーニング」講座です。

渋井先生の記事は、05年8月より、DOGフレンズ会員向けに配信している「お知らせメール」に連載しています。

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■渋井加寿江(しぶいかずえ)先生 プロフィール

世界的な基準で家庭犬のための高度なトレーニングを提案するD.I.N.G.O.の公認のドッグトレーニング・インストラクター。 DeePaws 代表として、横浜~町田エリアを中心に、しつけレッスン等を開催。 正確な動物行動学の知識の裏付けと、柔軟な発想をベースに行うレッスンに定評 がある。
O-DOG公式オフ講師としてもおなじみです。(^▽^)

→渋井先生へのご質問は、O-DOG事務局までお寄せください
→D.I.N.G.O. Japan 公式サイト http://www.dingo.gr.jp/

投稿者 O-DOG_Staff : 18:26

犬の同伴制限に関する実態調査

O-DOGでは、03年7月~05年12月までの期間に、自然環境の保護保全を念頭においた日本国内のアウトドアフィールドにおいて犬の同伴を自粛すべき自然環境、立地等についての基準作りの一助となればという考えから、アウトドアフィールドでの犬の同伴制限に関して具体的事例の調査を行いました。

※現在この調査は実施しておりません。ただし、イヌキン看板情報をいただいた場合は、O-DOGの活動データの一貫としてファイルさせていただきます。

対象:公共のアウトドアフィールドにおいて、犬の同伴制限を明示している看板を掲示している看板設置者に対して。
方法:e-メールにて、調査票を送付しました。
結果の公開:当該機関との全てのやりとりをO-DOGの公式サイト内「イヌキン看板画像データファイル」で公開しました。(ただし、個人情報に相当する部分、電話番号等は、掲載を控えています)。
「『犬の同伴制限』についての実態調査」中間報告(03年7月~04年6月調査分)

投稿者 O-DOG_Staff : 18:03

山岳地域の自然保護に関するO-DOGの提言

「ジャーナリストの提言」に見られる問題点の指摘をふまえ、「自然環境の保護保全」と「共生」2つの視点を持つO-DOGが考える「自然保護」に対する提言です。
項目は以下の3つです。
■山岳地域の自然保護に関するO-DOGの認識
■O-DOGが提唱する「5つの提言」
■自然保護に関するO-DOGの行動

この問題に対するO-DOGの基本的な考えかたを、3つの項目にまとめました。
なお、この「提言」のを作成するにあたっては、森林生態学を専攻し、ジャーナリストでもあるピクパ氏の論考「ジャーナリストの提言」およびその「付表」を参考文献とさせていただきました。
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山岳地域の自然環境保護に関するO-DOGの認識
日本アウトドア犬協会(O-DOG)は、自然環境の保全とマナーに配慮した犬連れアウトドアライフの実践を通し、人間と犬が豊かに共生できる社会の実現を目指しています。
このため、アウトドア活動を行なう愛犬家のルール遵守・マナーの向上を推進することはもちろん、ひろく山岳地域の自然保護、あるいは自然環境に配慮したアウトドア活動の推進にも取り組んでいます。

アウトドアフィールドとしての、山岳地域を中心にした我が国の自然環境の現状は、自然の自己回復力を超えた過度の開発、過度の利用による、いわゆるオーバーユースにさらされ、なんらかの対策を必要としているエリアが多数存在しています。
こうした現状の中で、自然保護を名目にした犬同伴制限エリアが拡大しています。
このような自然を享受する権利の制限が、行動の制限を受ける多くの利用者に理解・支持され、かつ効果的な措置であるかぎり、O-DOGはこれらの制限に反対するものではありません。
しかしこれらの制限には、納得性のある科学的な調査と分析による、自然環境の保全のための不可欠の対策として実施されているとは思えない例が多数存在しています。観光開発で自然環境が破壊されつつあるエリアで、自然保護を名目にした行動制限が課されている地域も多数あります。優先順位の低い犬同伴制限を実施することで良しとし、その他の抜本的な対策がなおざりにされているエリアも存在しています。

O-DOGはこうした現状を憂慮しています。また、愛犬家であると否とに関わらず、アウトドアフィールドの開発・利用に関わる多くの利用者・地域管理者・行政機関等が力を合わせ、優先順位の高い効果的な対策を急ぐことなしには、こうした自然環境の保護・回復の実現は困難だと考えます。
D-DOGはこうした認識のもと、豊かな日本の自然を維持・回復するため、すべての関係者が以下の提言を実践・実現するために努力することを提唱します。

O-DOGが提唱する五つの提言

1、山岳地域の植生の維持・保護のために
◎山岳地域に存在しない低地の植物の種子を持ち込まないよう、人も犬も登山前に以下を心掛ける。
 ●入山前に登山靴の泥をしっかり落とす。
 ●種子がつきにくい素材のズボン、シャツ、ザック等を使用する。
 ●犬の体毛に付着した種子が持ち込まれないよう、自宅出発前にかならずシャンプー・入念なブラッシング等を行なっておく。

◎登山道工事や山小屋の増改築工事などで建機・建築資材・土砂などを山岳地域に搬入する場合、工事関係者・地域管理者はこうしたものに低地の植物の種子が付着し、山岳環境に拡散しないよう、最大限の注意と予防措置を講じる。

◎高山植物のお花畑・湿原等の保護のために、人も犬も以下を実践する。
 ●地域管理者の指示に従う。
 ●山岳地域の植物を採取しない。
 ●盗掘を発見した場合は地域管理者・行政機関等に速やかに通報する。
 ●写真撮影等で立入り禁止地域に踏み込まない。
 ●犬の飼主は、こうした地域に「コントロールできない犬」をオフリードで連れ込まない。
 ●冬季の山スキー・スノーシュー等の雪上の活動は、活動するフィールド、積雪量、人数等に配慮し、環境への負荷を最小限度にとどめるよう配慮する。

◎山の植物を折ったり持ち帰ったりしない。
◎指定地以外で幕営しない。
◎山火事防止、景観保全のために焚火(直火)は行なわないことが望ましい。
◎喫煙者は携帯用灰皿を持参し、絶対に吸殻を山中に捨てない。

2、登山道の保全のために
◎登山道を外れて歩かない。
◎ショートカットをつくらない。また、こうした不要な踏み跡には入らない。
◎登山団体・ツァー登山を主催する観光業者等は、オーバーユースの防止、登山者の集中分散化に配慮する。また参加者のルール・マナーの徹底を図る。
◎地域管理者・行政機関等は必要な個所への木道・階段等の整備を行ない、登山者が登山道以外の場所を歩かないような措置を図る。

3、山岳地域の汚染防止のために
◎登山活動中の排泄については以下を心掛ける。
 ●人も犬も可能なかぎり野外排泄を行なわない。犬の飼主は、可能なかぎりコマンドによる排泄のコントロールを実施する。
 ●やむを得ず野外排泄を行なう場合は、排泄物は人は排泄者自身が、犬は飼主が始末し、山中に残さない。落ち葉で隠したり埋めたりしてはいけない。
 ●このため、行政・地域管理者等の関係者は登山者の携帯トイレの使用を推進する。

◎山小屋経営者・行政機関等は、山小屋のトイレの改善を推進し、排泄物を自然環境に放出しない措置を講じる。

◎ごみの扱いについて
 ●自分で出したごみは自分で自宅まで持ち帰る。
 ●登山団体は清掃登山の実施を心掛ける。

4、野生動物への配慮
◎地域管理者・行政機関等関係者は、ライチョウ等高山の希少動物の棲息域に関する注意情報を適切な手段で利用者に開示し、希少動物の棲息域に人が踏み入り、悪影響を及ぼさない措置を積極的に推進する。
◎人も犬も希少動物の棲息域には可能なかぎり踏み入らない。やむをえず棲息域にかかる登山コース等を通過する場合は、希少動物に影響を与えないよう静粛かつ速やかに通過する。
◎人も犬も野生動物と接触しないよう最大限の注意を払う。

◎野生動物に悪影響を与える以下のような騒音を可能なかぎり発しない。
 ●大声での談笑
 ●携帯ラジオのつけっぱなし。
 ●不要な熊よけの鈴、ホイッスル等の使用
 ●犬の無駄吠え

◎人間の食物はいっさい山中に残さない。
◎定期的な予防接種等、適切な健康管理を受けない犬は山岳地域に連れ込まない。

5、山岳環境と観光施設等について
◎行政機関は、管轄内の山岳地域で新たな観光施設の建設を許認可する場合は、関係者による環境アセスメントを実施する方向で努力する。
◎観光業者・地域管理者・行政機関等は、ロープウェイ・山岳自動車道路・レストハウス等観光施設の設置された地域で自然保護を目的に登山者の行動を規制する場合、その根拠を明確に開示して登山者の理解と協力を得るよう可能なかぎりの努力を行なう。
◎観光業者・地域管理者・行政機関等は、登山者・観光客のオーバーユースによる山岳地域の荒廃を防止するため、当該地域の入山制限・山小屋の予約制等の措置を積極的に推進する。

自然環境保護に関するO-DOGの行動

山岳地域の自然環境保護に関する上記の認識・提言に基づき、O-DOGは以下の活動を推進します。
1、 アウトドア活動を行なう愛犬家のルール遵守・マナーの向上を最重要課題として推進します。
2、 犬の同伴制限に関する実態調査を全国規模で実施します。

3、 上記実態調査に基づき、アウトドアフィールドにおける犬の同伴に関する下記の情報をひろく愛犬家に提供します。
◎同伴制限に関するエリア情報
◎犬連れによるトラブルの発生事例と、再発防止のための注意喚起
◎犬の同伴による環境負荷が問題となっている具体的事例と、そのエリア利用についての注意喚起

4、 さらに上記調査に基づき、自然環境の保護保全のため、今後日本国内のアウトドアフィールドにおいて犬の同伴を自粛すべき自然環境、立地等についての基準(ガイドライン)を作成します。
5、 山岳地域管理者、山岳団体、自然保護団体等との積極的な意見交換や交流を図り、相互理解を進めるとともに、こうした機関・団体と協力して山岳地域の自然環境の保護保全のための行動を推進します。

以上

投稿者 O-DOG_Staff : 17:48

月刊「山と渓谷」掲載記事より

月刊山岳雑誌「山と渓谷」誌2005年2月号に掲載された「誌上ディベート」に「犬連れ登山」をテーマにした記事が掲載されました。(P59)
タイトルは「ディベート」となっていますが、実際には、編集部の提起したあるテーマについて、賛否双方の立場からの意見を併記したものです。
「山と渓谷」誌編集部のご厚意により、「犬連れ登山」に関する賛否両論を掲載させていただきます。

「犬連れ登山」賛成の立場から発言しているのは、当協会スタッフでもある加藤篤さん。
反対の立場から発言しているのは信州大学教育学部教授(動物生態学)の中村浩志さんです。
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賛成■加藤 篤さんの発言

「犬連れ登山を規制するのはおかしい」とは思いませんが「犬連れ登山だけを規制するのはおかしい」と思います。犬が環境に影響を与えるのは事実です。そして、犬以上に環境に影響を与えるのが人間です。しかし、人間の規制はされず、犬連れ登山者だけを規制する動きがあります。その理由として「犬が持っている雑菌が野生生物にうつるから」といわれることがありますが、そのような事実が確認されているわけではありません。むしろゴミめあてに集まるカラスや、大腸菌などを持っている人間のほうが問題です。

もちろん、自然破壊に弱い場所や、大勢の人が押しかけ、自然環境が脅かされている山に犬を連れていこうとは思いません。それは自然環境に過度の負担をかける入山は「人も犬も含めて」控えたいからです。さらに、盲導犬などを除いて多くの犬は外で小便をしますから、富栄養化を避ける意味で湿原に犬を連れていくのも控えるべきだと思います。

私は「犬連れ登山の是非」が論じられている影で、大きな問題が見過ごされてしまうことを恐れています。犬連れ禁止を呼びかけている場所は、たいてい登山者に人気がある山です。オーバーユースによって引き起こされている環境悪化を、本質的な原因を探ることなく、犬連れ登山者にその責任を押し付けているように思います。犬を禁止することで自然保護をしているように見せかけ、入山規制など、実現困難であっても取り組むべき対策を取っていないケースが増えています。

最後に、「犬連れ登山者」にも問題はあります。山という公の場で、犬を放したり、糞を放置したりする不届き者はたしかにいます。飼い主の意識を変えることで対処していかなくてはなりません。しかし、一部の心なきものの行動を取り上げて、全体を規制するのはおかしなことで、それでは「高山植物を盗掘する人がいるので入山禁止」ということになってしまいます。

 
(加藤篤:日本アウトドア犬協会スタッフ。大学院で森林生態学と野生生物を研究した経験から、ウェブで自然の持続的な利用法について発言している。本業はテレビ局の報道ディレクター)

反対■中村浩志さん

高山帯の自然環境は、非常に貧相かつ脆弱なもので、そこに生息できる動植物はごくわずかな種類にかぎられ、他の地域の生き物の侵入に対し、たいへん弱い存在です。捕食されるなど直接的な影響のほかに、食べ物や生活の場を奪われる、あるいは高山にない菌にさらされるなどの危険もあります。そのような特殊な自然環境のなかで独自の生態系を築いてきたところに、まったく別の環境の生物が入り込むことには大きな問題があります。

近年、サルやシカなどの野生動物が高山帯に進出してきているほか、犬や猫などのペットを山に連れてくる方が増えているという問題があります。しかしこれは、高山の自然が特殊であることを知らないからです。欧米文化の影響でしょうが、ふだんの街での生活をそのまま山の上まで持ち込もうとするのは、日本では大きな間違いです。

私が研究しているライチョウについて言えば、その保護を目的に4年前に発足した「ライチョウ会議」の場で、飼い主がちょっと目を離している間に、連れていた犬が、ライチョウのヒナをくわえてきたという事例さえ報告されています。

日本の高山帯の自然は、ヨーロッパのそれにくらべて非常に豊かで美しいと感じています。これは、山の上まで牧場にして開発してきたヨーロッパと、山を神聖なものとし、みだりに入ることをタブー視し、そこでの殺生を禁じてきた日本との、文化的・歴史的なちがいによるものだと考えています。日本のライチョウだけが人を恐れないという、世界的に見てまれな性質をもっているのも、そのような日本の文化と歴史があったからなのです。

日本の美しい山の自然を後世に残すためには、こうした視点が欠かせないと思います。ペットの問題にしてもそうです。欧米文化をすべてまねる必要はありません。日本独自の伝統と文化が、先進国のなかではまれともいえる美しい自然を残してくれたのですから。

(中村浩志:信州大学教育学部教授。専攻は動物生態学で、ライチョウやブッポウソウなどの鳥類研究を専門とする。ライチョウ研究と保護の横断的組織「ライチョウ会議」の会長も務める。 )

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以上、編集部の許可をいただき、月刊「山と渓谷」 2005年2月号より転載しました。
O-DOGの許可なく、このページに直リンクすることはできません。
また、山と渓谷社の許可なく、この著作物を転載、引用、抜粋することはできません。

投稿者 O-DOG_Staff : 17:16

2006年01月09日

付表1「登山活動か自然環境に与える影響(ヒトと犬の比較)」

「ジャーナリストからの提言」著者・ピクパ氏とO-DOGの協力により、登山家活動における各項目について、ヒト、犬が自然環境にそれぞれ与える影響を、表にまとめた参考資料です。
なお、この表はPDFファイル(改変不可)となっています。

表を見る

投稿者 O-DOG_Staff : 17:24

2006年01月08日

ジャーナリストからの提言 「犬連れ登山者は、オーバーユースの監視役」

上記「山岳地域の自然保護に関するO-DOGの提言」の考え方の基本となっている論考です。森林生態学の視点から犬の同伴制限について考察しています。
項目は以下の5つです。
■オーバーユースとはなにか
■オーバーユースの判断基準
■自然環境の利用と保全法を確立しよう
■犬禁は「オーバーユースの隠れ蓑」?
■「オーバーユースの監視役」になろう

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最近、犬同伴を禁止する野外フィールドが増えてきました。しかし、禁止する理由を紐解いてみると、どうも胡散臭い。商売柄、疑うことはお手の物、いろいろと調べ、考察したものが以下の文章です。さて、結論を急ぐ前に、まずは、お勉強にお付き合いください。(11/30/2004)

オーバーユースとはなにか
今、山の自然環境を考える上で一番の問題となっているのは「オーバーユース」です。最近、よく耳にするこの言葉「オーバーユース」とはなんでしょうか?
人間が山林などの自然環境に足を踏み入れると、なんらかの影響を与えます。山道を歩いたその靴の下には、数千という土壌動物が生きています。山道を一歩進むごとに、その何割かは踏み潰されます。芽を出すはずだった植物の種もあるでしょう。わずか1歩の足跡でさえ、森に棲む多くの生命に影響を与えています。
しかし、人間が森の中に「1歩」足を踏み入れるだけで、森の自然が破壊されることは、実際にはありません。なぜなら、自然には、回復力が備わっているからです。
ただし、この「回復力」には、限度があります。
オーバーユースとは、「そのフィールドが持っている回復力の限度を越えて、大勢の人がそのフィールドに踏み込み、利用すること」と言えるでしょう。

続けてお勉強、第2段です。

オーバーユースの判断基準
四季に恵まれた日本の自然環境は様々です。
高山帯や高層湿原、干潟のように容易に破壊される環境もあれば、樹木が生い茂り森林土壌も厚い里山などのように人の侵入に強い環境もあります。また、同じような自然環境であっても利用者数や木道の有無など様々な要因によって、その地域がオーバーユースであるかどうかは変化します。
では、そのフィールドがオーバーユースであるかどうかの判断は、どのようにしたらいいのでしょうか?それは、その地域に本来あった原生的な植生、野生生物が減少しているかどうかを経年的に調べることでわかります。
人が数珠繋ぎとなる最盛期の北アルプス、年間200万人が訪れる立山の室堂や上高地などの観光地、ハイシーズンの週末の百名山などはオーバーユースの代表です。大勢の人が集中することで、植生の崩壊、大腸菌の検出、ゴミなどの問題が発生し、環境破壊が進んでいます。
これらの地域では、早急に何らかの形で利用者を制限し、自然の回復を待つ必要があります。また、その回復過程を時間をかけて観察することで、持続可能な自然環境の利用レベルとオーバーユースの境界が見えてくるでしょう。

そろそろ、核心部分に近づいてきました。

ここで、一つ注意したいのは、「経済が観光に大きく依存している地域ではオーバーユースが見過ごされがち」だということです。しかし観光地であればあるほど、本来、持続可能な自然環境の利用を心がける必要があるはずです。
水産業では、禁漁区や禁漁期間の設定などはもはや常識。持続的に自然を利用するという考え方で、すでに国内で実施されている施策が多々あります。観光業界でも、これらを参考に、有用な施策を考え、実施し、検証する時期に来ているのではないでしょうか。短期的な視点に立つことは自らの首を締めることになります。

自然環境の利用と保全法を確立しよう
今以上の自然環境の破壊を防ぐためには、行政、利用客の双方が、「オーバーユースにより環境破壊が進んでいる地域には人も犬も入山を控える」ことを考える時期に来ています。
もちろん、自然環境を保護するためにすべての入山を禁止しようと言っているのではありません。自然の大切さは、自然とのふれあいを通して学んでいくものです。
しかし、人も犬も自然環境に負担をかける生き物です。限られた自然を無秩序に利用し続けていれば、自然破壊は進む一方です。「種の多様性」が脅かされ、そのツケはやがて人間に跳ね返ってきます。
日本の限られた自然環境を大勢の人が享受するためには、自然環境を利用する地域と保全する地域とに分け、すべての人(研究目的を除く)の入山を禁止する「サンクチュアリ」の設定が必要だと考えます。
国内では、世界遺産となったことで白神山地の一部を林野庁が入山禁止としている例があります。しかし、残念ながら、その設定基準・方法が全国で応用できるものとなっているとは言えません。環境省、林野庁、文化庁(文化財保護法:特別天然記念物はこの法律で守られることになっています)といった縦割りの行政を横断して、環境保全に効果の有る施策が必要です。国の思惑や地元の利権に左右されることなく、自然環境を保全し利用する考え方が求められているのです。

お待たせしました。いよいよ核心部分です。

犬禁は「オーバーユースの隠れ蓑」?
鳥獣保護法で指定されている一部の保護エリアと私有地を除き、国立公園や国定公園などで犬の同伴を規制する法律は、現在の日本にはありません。 
しかし、ここ数年、「自然生態系の保護」を理由に、犬の同伴を禁止あるいは自粛するよう求めるフィールドが増えました。
生態学的な視点からは、このような主張に頷くわけにはいきません。人間と犬とが山を歩く場合、環境に対する負荷は人間のほうが大きいことは明らかだからです。(「付表」参照)
また、犬を禁止する理由は、犬以上に人間に当てはまることがほとんどです。例えば、上高地ビジターセンターは「上高地は野生動物のすみかですので、ペットの持ち込みはご遠慮ください」と呼びかけています。立山のアルペンルートでは、ペットの持ち込み禁止の理由を「貴重な野生の動植物が多数生息」としています。
これらが犬を禁止する理由ならば、人も禁止しなくてはならないでしょう。
実際、ペットの入山を禁止しても環境破壊は進んでいます。立山ではペットのみならず人間の入山も規制する必要があると指摘する専門家もいます。それでも人の入山を禁止することはありません。なぜならば、観光業に打撃を与えるからです。
犬の同伴禁止を謳っているエリアを見渡すと、その多くがオーバーユースの場所と重複していることに気付きます。
これらのことから、わたしは、
「オーバーユースを見て見ぬ振りしている地域が、ペットの入山を禁止することで、自然保護に配慮しているように見せかけているのではないか」
という危惧を持つようになりました。
そして、犬の同伴禁止を謳っているエリアとは、その地域の行政や管理者がオーバーユースであることを自ら告白し、かつ問題を野放しにしている地域だと感じています。

■「オーバーユースの監視役」になろう
それでは、こういった現状に対して、犬連れ登山者たちは、なにをすればよいのでしょうか?
わたしは「犬の同伴禁止推奨エリアで行われている施策に注目し、犬だけを禁止することで本当に持続的な自然環境の利用ができるのかどうかを検討すること」だと考えます。まず「そのフィールドの自然環境の破壊をもたらした本当の原因がオーバーユースであるにもかかわらず、犬を禁止することで自然保護をしているように見せかけている地域ではないかと疑ってみる」のです。
これは、犬連れ登山者だけが持つことのできる、自然環境の破壊を食い止めるための大切な視点です。そして、サンクチュアリの設定や一時的な入山禁止など、本当に環境保護に役立つ施策を訴えかけてゆくこと。それこそが、自然環境の保護保全における、犬連れ登山者の役割と言えるのではないでしょうか。
そのためにも、「犬の入山禁止を謳っているエリア」を把握することが必要です。その上で、犬連れ登山者は、犬を禁止する理由とその妥当性を慎重に見極めなくてはなりません。そして、これらの活動が、やがては、限りある日本の自然環境の保全と利用方法の確立につながって行くことを期待しています。
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著者:ピクパ
某大学大学院農学研究科森林生態学専攻。学生時代、ツキノワグマやカモシカなどの野生動物を観察する野生生物研究会に所属し、北は知床、大雪山から南は沖縄まで、日本各地で見聞を広める。
卒業後はその経験を活かしてテレビ局に入社。報道ディレクターとして農林水産業、地方行政、環境問題、スポーツドキュメンタリーなどの番組を手がける。
プライベートでは、人間と自然との関わりをテーマにダイビングやシーカヤック、沢登り、スキーなど、アウトドアで遊ぶことを趣味としている。家族は犬2、猫1、最後に妻1。
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この著作の著作権は、著者・ピクパさんが、また、オンライン、オフラインを問わず、1次版権および掲載権はO-DOGが所有しています。
著者およびO-DOGの許可なく、この著作物を転載、引用、抜粋、直リンクすることはお断りいたします。

投稿者 O-DOG_Staff : 17:27

2006年01月07日

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